
・考え方の例も気になる…。
このような悩みを解決します。
AISASの法則とは、消費者が商品を行動するまでの過程を表したものです。
特にマーケティングについて関心のある方は、絶対に覚えておくべき基礎的な内容となっています。
AISASの法則をしっかり理解すれば、マーケティング分野においての成果も確実に現れてきますよ。
ちなみに、筆者はこんな人物です。
・Webマーケティング会社でライター業務を担当中
今回はそんなAISASの法則について、具体例とともに解説していきます。
本記事を読むことでAISASの法則を理解でき、実際に役立つ思考法が身につきます。
・AISASの法則の具体例
AISASの法則とは?
AISASの法則とは、消費者が商品を知ってから購入に至るまでのプロセスを表したものです。
「AISAS」というアルファベット自体は、下記の英単語から頭文字をとってまとめた言葉を指します。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Search(探索)
- Action(行動)
- Share(共有)
消費者が購入の際に示す行動を心理的に捉えることで、状況に合った適切なマーケティング方法を検討できます。



では具体例として、先日筆者が購入したAppleの「Air Pods Proを買う時の心理」を、AISASの法則で分析しましょう。
AISASの法則の具体例:注意
AISASの法則の「注意」について、具体例を示します。
注意は、まず買って欲しい商品を広告やニュースなどを通して知ってもらう段階です。



「知らない」という0の状態を、「知った」という1にする、大切なプロセスになっています。
具体例を挙げると、こんな感じです。
- AppleのCMを見る
- ヨドバシカメラのチラシを見る
- テレビでAir Pods Proを使っている人が写る
そもそも商品の存在を知ってもらわなければ、先のステップには進めません。最初にして、最大のポイントです。
AISASの法則の具体例:関心
AISASの法則の「関心」について、具体例を示します。
関心は、買って欲しい商品に対して興味を持ってもらう段階です。



様々な商品の宣伝があふれている中で、しっかり自分の売りたいものを見てもらうプロセスです。
具体例を挙げると、こんな感じです。
- 「ノイズキャンセリングが凄そう!」
- 「へぇー3万円くらいか〜」
- 「そんなに耳からうどんっぽさはないね!」
商品の存在を見つけてもらったら、次は興味を持ってもらう必要があります。
消費者の心に響くものを、提供してあげましょう。
AISASの法則の具体例:探索
AISASの法則の「探索」について、具体例を示します。
探索は、商品をより深く知るための情報収集を、インターネットを用いて行ってもらう段階です。



商品を購入するかどうか、ネット上の評判や似た商品のレビューを参考に調べるプロセスです。
具体例を挙げると、こんな感じです。
- 「鈍い音はほとんど遮断するらしい!」
- 「半年近くも売り切れ続出の人気商品!?」
- 「装着感が特に最高なのね〜」
実際にインターネットで感想や体験談を調べられるため、他の購入者の意見に左右されがちです。
情報が少ないと消費者は不信感を抱いてしまうので、安心できる判断基準が増やせればベストですね。
探索の活用方法
探索は消費者が商品を購入するかどうかに関わる、最後の砦です。
そこで大事になってくるのが、「消費者の欲しい情報」と「提供者の生み出す情報」が重なっている必要があります。
消費者の必要のない情報ばかりあったところで、購入の判断基準には全く当てはまりません。
商品を販売する側は、消費者目線を持って必要なコンテンツを提供するようにしましょう。
以下はブログのリサーチについて書かれた記事ですが、客観的視点に必要な思考法を解説しているので参考になるはずです。
AISASの法則の具体例:行動
AISASの法則の「行動」について、具体例を示します。
行動は、実際にその商品やサービスを購入して利用してもらう段階です。



実際に消費者が「商品を購入する」という判断をし、体験するプロセスとなります。
具体例を挙げると、こんな感じです。
- ノイズキャンセリングを使ってみる
- 使ってみて3万円の価値があるのか確かめる
- これまでのイヤホンとの違いを検証する
商品を提供する側としては、最も嬉しいと感じるステップですね。購入までのマーケティングは成功といえるでしょう。
AISASの法則の具体例:共有
AISASの法則の「共有」について、具体例を示します。
共有は、商品を使った感想をレビューページやSNSに投稿してもらう段階です。



実際に購入者が商品を使って上でのフィードバックを得られる、重要なプロセスといえます。
具体例を挙げると、こんな感じです。
- 「周囲の騒音が8割くらいカットされた感じで最高!」
- 「高性能だし、みんなが絶賛するのも分かる!」
- 「イヤホンを付けっぱなしでも着替えができる!」
消費者からの感想は、今後別の人に商品を買ってもらうためにも重要な情報になります。
AISASの法則でいうと、「探索」の部分で必要ですね。
共有の活用方法
消費者が商品を使った感想を投稿する時には、把握しておいた事前情報とのギャップが大きな影響を与えます。
例えばAir Pods Proを購入するか調べている中、「騒音が8割ほどカットされる気分!」という情報を知ったとしましょう。
でも実際に使ってみて、周りの騒音が入り放題だった場合、確実にレビューは低評価を付けるはずです。
そのため、商品を販売する側は商品に対して誇張をなるべく抑え、より正確な情報を公開する必要があります。
購入までのサイクルを持続させるには、消費者の共有によって宣伝してもらうという考えが大切ですね。



AISASの法則:まとめ
AISASの法則について、具体例を用いて解説してきました。
誰でもネットを通じて情報のやりと取りが可能になった現在、消費者も情報の真実性には特に慎重になります。
販売する側の立場にいる人間は、AISASの法則を通じて消費者の心理を読み取り、段階ごとに応じた判断をしていきましょう。
ここを押さえれば、マーケティング分野でもさらに活かせること間違いなしです。



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