
・うまい文章の書き方ってあるの?
このような悩みを解決します。
ブログを書いているのであれば、「もっと多くの人の心に響く記事を書きたい!」と思いませんか?
ですがうまい文章を書くのは、かなり難しいですよね。
そんなあなたにおすすめなのが、「20歳の自分に受けさせたい文章講義(作:古賀史健)
ブログの文章力を上げるための必須テクニックが満載なので、とても役立ちます。
今回は、本の中からブログにも役立つと感じた部分をピックアップし、解説していきます。
本記事を参考にすれば、文章力の高いブログを書くコツが理解できますよ。
・文章がうまいブログの書き方4選
ブログでうまい文章を書く大前提
ブログはそもそも、なぜ上手な文章が書けないのでしょうか。
結論として、頭の中で書きたいと思っていた内容がうまく表現できないのが原因です。
「え、どういうこと?」と思った方のために、まずは以下の2点を見てみましょう。
- 話し言葉と書き言葉の違いを理解する
- 文章を書く上でつまづいた点を知る
順に解説していきます。
話し言葉と書き言葉の違いを理解する
ブログを書く時、人と会って話をするように書いてしまっては絶対に伝わりません。
なぜなら、話をする際に不自由なく使える情報が全く伝わらないからです。
- 表情
- 話の速さ
- 声の大きさ
- 身振り手振り
これらのような情報がなければ、相手に自分の意思を伝えるのはかなり困難です。
例えば、友達が話しかけてきたとしましょう。



この文章を読んだ時、モヤモヤした気分になりませんでしたか?
「このマンガ」がどんなものかも分からないですし、「こんな感じ」と言われてもどんな体勢なのか読み取れません。
中でも一番気になるのが、面白くないと言っておきながらハマってしまったと言っているところですね。
次に、同じ内容を具体的に書いてみます。



先ほどの文章よりも断然、読みやすくなりました。
本はワンピースだった事が分かりますし、どんな感じで読んでいたかも分かります。
何より、クエスチョンマークを付けるだけで「面白くない」が「とても面白い」という意味だったと理解できますね。
つまり文字を書く場合は、話をするよりも具体的に表現する必要があるのです。
文章を書く上でつまづいた点を知る
文章を書こうとしても、なかなか良い文章が浮かんできませんよね。
そんな時は、今あなたがどこで悩んでいるのかを理解する必要があります。
主に、以下の2パターンに分けられますよ。
- ①どうやって書けば良いか分からない
- ②頭で考えている内容を表現できない
①どうやって書けば良いか分からない
この場合は、そもそもブログに何を書けばよいか分からずに立ち止まっている状態です。
自分の頭でも何を書こうとしているか分かっていないなので、なかなか書き始められません。
この状況を「20歳の自分に受けさせたい文章講義
まだ頭のなかの「ぐるぐる」を整理できていない状態だ。
書きたくても書けないという、もどかしい気持ちですね。
頭の中にある「ぐるぐる」というのは、どちらかというと「話し言葉」として存在しやすいです。
なので最初にすべきは、「話し言葉」上のものを「書き言葉」に変換させる必要があると認識する事ですね。
②頭で考えている内容を表現できない
これは「①どうやって書けば良いか分からない」状態の次に待ちかまえている壁です。
自分で頭の中の「ぐるぐる」を「書き言葉」に変換しようとしても、うまい表現ができず悩んでいるケースといえますね。
この状況を「20歳の自分に受けさせたい文章講義
「ぐるぐる」を誤訳してしまっているわけだ。
脳内の変換がうまく機能していないという事です。
やはり「書き言葉」に変換する力は、ブログを書き始めてすぐ身に付くものではありません。
試行錯誤をして変換の技術を高めていくのが、うまい文章を生み出すために必要ですね。
文章がうまいブログの書き方4選
ブログでうまい文章を書くコツを紹介していきます。
- 主観を書かない
- 接続詞を意識する
- 語尾を言い切る
- 視覚的に見やすく
5つをそれぞれ見ていきましょう。
主観を書かない
ブログを書く時は、基本的に自分の意見は書かない方がよいです。
レビュー記事などを除き、ブログの読者はあなたの意見に興味はありません。
例えば「蕎麦とうどんはどちらがおすすめか」について記事を書いたとします。
あなたはうどん派で、「食感がしっかりしていてコシがあるから美味しい」と書いても、そば派の人には共感されないでしょう。
他のうどん派の人でさえ、別の理由があれば「いや、それは違う」となるかもしれません。
なので記事にするなら、「うどんはそばよりも低カロリーで、消化がいい」といった客観的な理由を書くのがよいですね。
主観を多用すると、読者は「自分と考えが違うから読むのはやめよう」となる可能性が高まります。
読者に伝わって共感される文章を書くためにも、自分の感情はなるべく抑えましょう。
接続詞を意識する
記事を熱心に書き進めていくと、気付いたら意味が通らない文章になっていた…なんて事があります。
自分で書いていて内容が分からなくなってしまえば、ブログの読者にはさらに意味が伝わらないです。
こんな時は、接続詞を増やすだけで意味の伝わる文章に早変わりするかもしれません。
一つ例文を出してみましょう。
これは記事の冒頭にある一文から、「ですが」という接続詞を抜いたものです。
せっかく「心に響く文章を書きたい!」と思ったのに、突然かなり難しいと言われてしまったら、文のつながりが気持ち悪いですよね。
文章の論理破綻を防ぐためにも、接続詞を意識して意味の通る文章が書きましょう。
語尾を言い切る
断定して言い切る文が多いほど、信頼性の高い記事になります。
- ですます調
- 〜しましょう
- 〜すべき
これも例文を見てみます。
- ①ブログを書くなら、接続詞を意識するのが良いと思います。
- ②ブログを書くなら、接続詞を意識すべきです。
この2つであれば、②の方が安心して記事を読み進められますよね。
そのため、「思います・感じます」ばかりの文章では頼りなく、よい記事とは言えなくなってしまいます。
ブログを書くのであれば自分の文に自信を持ち、積極的に断定していきましょう。
視覚的に見やすく
文章のうまいブログというのは、読みやすい記事であるともいえます。
難しい表現が少ないのもそうですが、視覚的に見やすくするのも大切です。
その中でも特に気をつけるべきなのが、1文の長さですね。
1文が長すぎてしまうと読む際のリズムが掴みにくく、ストレスが溜まってしまいます。
最大でも1文は70文字以内におさめるなど、自分なりに工夫するのがよいですよ。
読点を攻略しよう
もう一つ重要なのは、読点(、)に注意することです。
②かっこいい彼の、カバン
この2つの文章、読点の位置が違うだけなのに全く意味が変わってますよね。
①の場合はかっこいいのが「カバン」ですが、②の場合は「彼」がかっこいいという意味になっています。
やみくもに読点を打ってしまうと、違う意味に捉われてしまうかもしれません。
自分の伝えたいことをしっかり伝え、読みやすい記事にしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事で特に伝えたかったことは、以下の通りです。
- 話し言葉で記事を書かない
- 自分の意見は書かない
- 書いた文章に自信を持つ
- 読みやすさを意識する
あなたの書いた文章を読んでくれるのは「読者」です。
文を読む進めるか読むのをやめるかを決めるのも「読者」です。
この記事を書くにあたり参考にした「20歳の自分に受けさせたい文章講義
ぜひ本を購入して、上手な文章を書くコツを自分のものにしていきましょう。
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