



・メンタリズムとかも学べる?
このような悩みを解決します。
心理学は近年話題になることも多い、注目の学問です。
ですが実際に大学ではどのようなことを学んでいるのか分からない部分も多いはず。
というわけで今回は、実際に現役心理学専攻の筆者がリアルな意見を公開します。
本記事を読むことで、謎に包まれた心理学のリアルが明らかになりますよ。
- 大学の心理学で学ぶことは大きく2つ
- 大学の心理学は文系か理系か
- 大学で心理学を学ぶ人の心理
大学の心理学で学ぶ内容
大学の心理学で学ぶ内容は、大きく分けて2種類に分けられます。
- 身体面の心理
- 精神面の心理
それぞれ詳しく解説します。
身体面の心理
身体や感覚に関する心理学は専門の教授も多く、大学生にも身近なテーマあるため1年生の時点で学ぶことが多いです。
中でも定番の分野としては以下の通り。
- 発達心理学:人間の成長について調べる
- 認知心理学:人間が身の回りの情報をどう認識するか
- 生理心理学:生理反応を調べて相手の心を理解する
これらは心理学の基礎ともいえるので、かなり重要な内容ばかりです。



精神面の心理
精神的な分野は、カウンセラーや心理師を目指す人には特に重要なカテゴリになります。
主に学ぶのは下記のような学問です。
- 臨床心理学:人間の心について学ぶ
- 精神疾患:心に関する病気の理解を深める
- 犯罪心理学:犯罪者の行動について調べる
カウンセリングにも大切な傾聴であったり、うつ病について学んだりと実生活にも役立つ情報を学びます。



大学の心理学は文系か理系か
大学の心理学は文系と言われたり理系と言われてりすることがあります。
実際に勉強をしてみると、比率は「文系:理系=6:4」という具合ですね。
心理学が理系と言われる理由
心理学が理系要素を含む理由は、統計学を利用した分析が必要になるからですね。
調査をして集計したデータが偶然でなかったかどうか調べるために、統計の知識を活用することになります。
√(ルート)や∑(シグマ)などの数学で使うような計算も必要になるため、理系の知識もある程度必要です。



心理学には英語の知識も必要
文系理系という学問には分類されませんが、心理学は英語を使う機会が圧倒的に多いです。
日本は海外に比べても心理学の研究が遅れていることもあり、アメリカなどで発表された英語論文を頻繁に読みます。
✅英語の実験論文を読む時に注意する単語
・population…🙅♂️人口、🙆♂️母集団
・work…🙅♂️仕事、🙆♂️研究
・replication…🙅♂️複製、🙆♂️再現研究
・conformity…🙅♂️一致、🙆♂️同調性
・subject…🙅♂️科目、🙆♂️被験者
「replication」などは辞書サイトにも載っていないので、要注意です❗
— リョウ@超絶拒絶ブロガー (@lu3ry2ou) January 21, 2020
心理学の理解に必要な英単語なども学ばなければならないため、かなり大変ですね。



大学で心理学を学ぶのにおすすめな人
大学で心理学を学ぶのにおすすめなのは、下記のような特徴に当てはまる人ですね。
- 大人しい人
- カウンセラー志望の人
- 公認心理師の資格を取りたい人
- 心理学をビジネスに活かしたい人
4点をそれぞれ見ていきましょう。
大人しい人
心理学を学ぶ大学生は、人間の心について興味を持っている人がほとんどです。
そのため繊細で大人しい印象の学生が多く在籍しています。
授業中なども「騒ぐ人が多くて集中しづらい…」なんてことは少なめなので、集中しやすい環境が整っていますよ。



カウンセラー志望の人
心理カウンセラーは、悩みや不安のある相談者の心理状態を理解しながら、解決へ導いていく仕事ですね。
特に臨床系の科目を中心に学ぶのが重要なので、カウンセラーになりたいという方は心理学を学ぶのがおすすめです。



公認心理師の資格を取りたい人
公認心理師は2017年に施行された、心理学に関する国家資格です。
資格を取得することによって医療機関の臨床技術者として働くなど、活躍の幅が広がるのはメリットになります。
公認心理師は受験資格に実戦実習などがあるため、大学で学べばかなり有利ですよ。



心理学をビジネスに活かしたい人
心理学に直接関係する仕事でなくても、心理を活用させられるビジネスはたくさんあります。
例えば下記のような仕事には、産業組織心理学や消費者心理学の知識を大きく活かすことが可能です。
- 営業
- マネジメント
- マーケティング
実際に心理学専門の職業というのは限られていますが、一般企業でも役立つスキルをかなり身に付けられます。
マーケティングに役立つ「AISASの法則」なども、大学の授業で学べますよ。



心理学に興味があるならおすすめの本
大学の心理学に興味を持ってきたのであれば、まずは本を読んで知識を深めてみるのが良いです。
実際に筆者も読んだおすすめの本は、以下の3冊。
- 限りなく黒に近いグレーな心理術
- 本当にわかる心理学
- 嫌われる勇気
どれも超有名な本なので、順に見ていきましょう。
心理学におすすめの本①:限りなく黒に近いグレーな心理術
心理学に強い有名人として真っ先に思い浮かべるであろう、DaiGoさんの書籍。
正直、心理学とDaiGoさんのメンタリズムは全く異なります。
ですが数多く出版されている本の中でも一番心理学を解説しているのが、こちらの本ですね。



心理学におすすめの本②:嫌われる勇気
「幸せになれる心理学」として、日本人を含め全世界で人気となっているアドラー心理学の本です。
現在アドラー心理学の授業が行われている大学は、ほぼありません。
ですが心理学の中でも圧倒的に分かりやすい分野で、日常生活にも役立つ知識を選べるため一読の価値ありです。



心理学におすすめの本③:本当にわかる心理学
1年生に必修科目として学ぶ「心理学概論」の授業でも関連する心理学を、初心者向けに解説した書籍です。
「ホンマでっか!?TV」にも出演している心理学者・植木理恵さんの著書なので、飽きずに読み進められますよ。
実験心理学を中心とした情報がまとまっており、心理学専攻の筆者も参考になっています。



大学の心理学で学ぶ内容:まとめ
大学の心理学で学ぶ内容について、心理学専攻の筆者が徹底解説してきました。
記事で一番大事なポイントをまとめると、下記の通りになります。
- 身体面の心理と精神面の心理に分けられる
- 理系に近い文系学問
- 目的がないと勉強がツラい
- まずは本から心理学を理解すべし
心理学系の学科は入学前と入学後の印象がかなり違うため、入学してショックを受ける学生も多いです。
大学で学ぶ心理学のリアルな現状を知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧くださいね。
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