



・実際、心理学を学ぶって大変なの?
このような悩みを解決します。
結論として、筆者は心理を学べる大学に入学して失敗しました。
入学前に思い描いていた心理学に対するイメージとギャップが大きすぎたのが原因です。
もしもあなたがカウンセラーであったり、心理師を目指しているのなら、非常におすすめの学問といえます。
ですが単に人の心を学びたかったり、そもそも将来の夢が明確になければ心理学を選ぶべきではありません。
- 大学の心理学がつまらない理由
- 大学の心理学が向いてる人
本記事では心理学専攻3年生の筆者が、大学の心理学をおすすめしない理由や、合っている人の特徴を解説します。
大学の心理学がつまらない理由
大学の心理学がつまらないと感じた理由には、大きく4つの理由があります。
- 数学が苦痛
- 自由が少ない
- ためにならない
- DaiGoはいなかった
- ビジネス心理学が少ない
それぞれ解説していきます。
数学が苦痛
はっきり言って、心理学は理系寄りの文系です。
どういうことかというと、心理学には統計学の知識が不可欠なため、数学のよく分からない公式をたくさん使います。
実物を見た方が早いですね。以下は筆者が授業で使っている統計の本です。



この式はアンケート収集などで得られた結果が、たまたま発生したのではないか調べる時に使います。
実際は統計ソフトを用いてパソコンが計算してくれます。でも公式の意味が分からないと、目的がさっぱり掴めません。
自由が少ない
これは主に大学1,2年生の場合ですが、ぶっちゃけ心理学科は忙しいです。
「文系大学生は休みも多くて楽そう!」という甘い考えが通用しません。
例えば筆者の場合は、毎週のように下記の課題が出されていました。
- 英語論文の翻訳
- レポート課題の作成
- カウンセリングの事例を考える
日本の心理学は海外と比べてかなり遅れているため、英語論文を読む機会は非常に多いです。
にもかかわらず授業内容はかなり複雑であり、なかなか理解が追いつきません。
筆者はつまらない勉強に日々取り組んでいかねばならないという、苦痛の状況に置かれました。



ためにならない
心理学は非常に幅広い分野であり、分野によっても学ぶ内容がまったく異なります。
その中でも特に多いのが、臨床系と発達系の心理学です。
詳しく言うと、以下のような心理ですね。
- 生理心理学
- 青年心理学
- 心理療法論
- 認知行動療法 など
これらの授業も卒業までには受ける必要がありますが、はっきり言って将来使わない知識が豊富です。



例えば生理心理学では、「脳の神経細胞は…」みたいな部分も学習します。(テストにも出ます)
一方でうつ病や障害の理解など、日常生活で役立つ勉強もありますよ。
DaiGoはいなかった
心理学を学びたい人の中には、「DaiGoさんのように心が読めるようになりたい!」と思っているかもしれません。
ですがメンタリズムを学ぶという夢は、100%叶わないと言い切ってしまっても大丈夫でしょう。
そもそもDaiGoさんのメンタリズムは心理パフォーマンスであり、心理学ではありません。
なので基礎的な心理学を学ぶ場である大学とはまったくの別物です。



実際に大学の友人にも聞いてみたのですが、メンタリズムに興味を持っている人はかなりいました。
DaiGoさん目当てで心理学を学びたいと思っているなら、進路変更も考えた方がいいかもしれませんね。
ビジネス心理学が少ない
「営業やマーケティングに役立つ心理を学びたい!」と考える方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、以下のような心理学ですね。
- 社会心理学
- 認知心理学
- 消費者心理学
- 産業・組織心理学 など
ですが多くの心理学科は「心や身体の問題」に関する勉強が中心の大学が多いです。
なのでゼミや社会心理学専攻のある大学に入らなければ、選択科目でしかビジネス系の心理を学べません。
筆者はブログで「プロスペクト理論」などのビジネスに役立つ記事を書いていますが、独学で理解しました。
もしもマーケティングなどの心理学に興味があるなら、商学部や経営学部のほうが詳しく消費者心理学を学べますよ。



大学の心理学が向いてる人
大学で心理学を学ぶのに向いてる人は、下記に当てはまるでしょう。
- 実験に興味がある
- 心理系の職業を志望
- 心の面から人間を理解したい
これら3点を見ていきます。
実験に興味がある
心理学が理系寄りと言われる理由の一つに、実験があることが挙げられます。
大学2年生以降になると、心理学科生はほぼ必ず心理実習の講義を受けるはずです。
実際に筆者は下記のような実験をしました。
- 二字熟語をいくつ暗記できるか(短期記憶)
- 目隠しをして音がどの方向から聞こえるか当てる(音源定位)
- 硬さの分からない4Hから4Bまでの鉛筆を並べ替える(感覚尺度)
実習自体は楽しいものが多く、かなり盛り上がります。
身近なところで心理学の影響を受けているのだと実感させられるものばかりです。
ただし実習後は、1週間でA4用紙5枚分程度のレポートを書く必要があるためハードですね。



心理系の職業を志望
将来は心理に携わる職業に就きたいと考えているなら、心理学科に入学するのはアリですね。
心理系の職種といっても、下記のようにジャンルは様々です。
- 公認心理師
- 公務員の心理職
- 心理カウンセラー
- 家庭裁判所調査官
これからの時代、精神的ストレスの解決は不可欠になっていくため、いずれも需要のある仕事だといえそうです。
国家資格である公認心理師は、受験資格に心理実習の経験などが含まれるため、絶対に心理系の学部に入学しましょう。



心の面から人間を理解したい
最近の心理学はストレスなどの精神面をテーマにした研究が多いです。
そのため人間の「こころ」について深く学習してみたい、自分自身について悩みがあるという方には当てはまりますよ。
実際に心理学を学んでいる学生は、相手の気持ちを考えて行動できている人が多いです。
筆者もアイデンティティで合ったり、思いやりについて考えさせられる機会が増えたと感じています。



自分を知り、相手を理解する勉強を突き詰められるのが心理学です。
心理学の勉強に興味を持っていただけたら、「大学で学ぶ心理学とは?」という記事も合わせてご覧ください。
大学の心理学はつまらない:まとめ
大学の心理学はイメージと大きく異なっているため、つまらないと感じがちです。
まずはこのギャップを乗り越えられるかで、大学生活を楽しめるかが決まります。
最後にもう一度、記事の重要ポイントをまとめていきましょう!
- 将来に役立てにくい
- DaiGoは心理学ではない
- 他の文系学部よりも忙しい
- 心の理解に関する勉強ができる
- 心理職に就きたいならオススメ
特にビジネス関連の心理を学びたいなら、心理学部ではなく経営学部などに入学した方が効率的です。
心理学専攻学生の意見を聞くことは少ないと思うので、さらに心理学に興味を持った方は以下の記事もご覧ください。
心理学以外にやりたいことを見つけたいなら…
将来、心理学に関係しない職業に就きたいと考えているのであれば、「プログラミングを習得するのがオススメ」です。
心理学生も1年生から4年生まで、プログラミングスクールに通って本当に役立つ武器を身につける人は多く見かけます。
大学生にもおすすめのプログラミングスクールとしては以下の3社。
- TechAcademy
→受講者数No.1の大手スクール - TECH CAMP
→幅広いプログラミング言語が学べる クリプテックアカデミア
→大学生限定スクールで始めやすい
詳細は以下の記事で詳しく解説しているので、より充実した未来を手に入れたいアナタはぜひご覧ください。
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